台風19号やそれに伴う大雨では関東や東北に
かなりの水害が起きました。
これから本格的な冬が到来するというのに、
復興はまだまだ進んでいないようです。
その中で、難聴者が困っているという記事が
朝日新聞に載っていました。
朝日新聞:「要約筆記」を使って 手話知らない難聴などの被
災者に
https://www.asahi.com/articles/ASMC774LNMC7TIPE043.html
(記事から一部引用)
難聴など耳が不自由で手話を知らない被災者にとって、
会話内容を紙に書いて伝えてもらう「要約筆記」は、
様々な生活再建支援を受けるうえで不可欠だ。
ただ、認知度が低く、手話と比べて利用は低調という。
障害者手帳を持たない人も多く公的支援が届かない可能性
があるため、福祉団体が相談を呼びかけている。
手話を知らない難聴者はたくさんおられます。
その方々にとって一番のコミュニケーションは「文字」です。
しかし、要約筆記者派遣制度や文字トークアプリがあることは
まだまだ難聴者の中でも知られていません。
一般の方や行政ならなおさらです。
災害時に一番必要なのは、「情報」「コミュニケーション」の2つと言われています。
その2つが日常から障壁を感じている聞こえない人は、
災害時はなおさら過酷な環境に置かれてしまいます。
ぜひ、要約筆記や文字トークアプリを
もっと知ってほしいですね。
朝日新聞11/12「「要約筆記」を使って 手話知らない難聴などの被災者に」